2026年5月24日(日)、東京・日本獣医生命科学大学にて日本獣医輸血研究会と小動物臨床血液研究会の共催による学術講習会が開催された。本会は対面でのセミナーだけでなく、VETPEERによるWeb録画配信の視聴も可能なハイブリット式セミナーである(顕微鏡ディスカッションと認定コーディネーター限定セミナーを除く)。
 それぞれの研究会のプログラムが2教室に分かれ行われた。日本獣医輸血研究会の会場では鈴木裕子先生(Pet Clinic アニホス)の「ドナーからの採血と管理(認定プログラム3)」、宮内麻羽氏(日本獣医生命科学大学付属動物医療センター)の「輸血関連検査(認定プログラム4)」、松鵜 彩先生(日本大学)による講演「SFTS(重症熱性血小板減少症候群)の発生状況と臨床的な特徴」の講義が行われた。シンポジウム「ガイドラインを見直そう 献血ドナー編&総合討論(総合座長:荻野直孝先生、アドバイザー:辻本 元先生<日本動物高度医療センター>、呰上大吾先生<東京農工大学>、瀬川和仁先生<せがわ動物病院>、小林 輔先生<あいむ動物病院 西船橋>」では、深掘りしたディスカッションが展開された。
また第2回認定コーディネーター限定セミナーが行われ、時間が惜しいくらいに参加者同士での意見交換が活発に行われていた。午後からは第4回JSVTM認定輸血コーディネーターの認定証授与式も開催され、11名の合格者のうち、会場に参加した4名へ、会長の内田恵子先生より認定証が授与された。
 小動物臨床血液研究会の会場では、井手香織先生(東京農工大学)の「ITPだけじゃない 血小板減少症の鑑別診断」、亘 敏広先生(日本大学)の「体表部の紫斑が見られたら何を考えるか ITP up date」、諏訪晃久先生(すわ動物病院)の「リンパ腫病変で血小板が減った時、何を考えるべきか?」、白永伸行先生(シラナガ動物病院)の「血小板減少症を呈するマダニ媒介性疾患」の4つの講演および顕微鏡ディスカッション(司会:下田哲也先生<山陽動物医療センター>、アドバイザー:呰上大吾先生<前出>、久末正晴先生<麻布大学>、井手香織先生<前出>、亘 敏広先生<前出>)のプログラムが行われた。
 会場には獣医師だけでなく、愛玩動物看護師も多く参加しており、熱心に聴講する姿が印象的であった。

講演の様子

認定証授与式の様子