2020年2月22日(土)、共同運営夜間救急動物病院連絡会(Nationwide Jointly Operated Nighttime Emergency Animal Hospital Association、NANEHA)第7回会合が、パシフィコ横浜(日本獣医内科学アカデミー開催期間中/神奈川県)で開催された。

 夜間救急の現場スタッフの安全確保や職場環境改善、スタッフ拡充等について、夜間救急動物病院の運営・経営の視点から、情報交換を行うことを主な目的に設立された本会には、全国の24の夜間救急病院が集う。
「夜間救急病院から、かかりつけ医へのスムーズな受け渡し」「各病院の給与体系」「スタッフ間での無記名評価のメリット」「スタッフのモチベーション維持」「収益を如何にあげ、スタッフの生活を保障するか」「二次診療との融合」「子育て中の女性スタッフの働きやすさを考え、夜間の救急から集中治療科の充実も視野に入れる」「コメディカルスタッフの拡充」など今回も話題は多岐にわたり、良質な夜間救急病院を目指し、熱心な意見交換が展開された。

 本会の活動は今夏より、一般社団法人日本獣医救急集中治療学会(JaVECCS、2019年設立)へ引き継がれる。
 日本にとどまらず、アジアというフィールドでもイニシアチブをとっていく意欲あふれるJaVECCSでの、新しい活躍が期待される。


話し合いの様子。NANEHAを設立し、黎明期より本会を牽引してきた佐藤昭司先生が進行を務める

JaVECCS理事長であり、NANEHA初期より参加してきた中村先生が、JaVECCS移行後の展開を説明