2016年2月19日(金)~21日(日)にパシフィコ横浜で第12回日本獣医内科学アカデミー学術大会が開催された。今年も金曜日の午後から開催された本大会。JCVIM主催セミナー、動物看護師向けセミナー、レスポンスシステムを用いたセミナー、症例検討・研究発表、また共催団体主催によるプログラムなど、今年も多数の講演が行われ、3日間、多くの参加者達が各会場へ熱心に足を運んだ。
 今回の企業展示では、2次診療施設(どうぶつの総合病院・川口市)も展示ブースを出し、そのブース内でセミナーを開くという新しい試みもあり、参加者たちの関心を引いた。また、本年のJCVIM アワード〈症例検討アワード〉(協賛:ファームプレス社)では、「肺に腫瘤性病変を形成したMycobacterium avium subsp. hominissuis感染症の猫の一例」のご発表で岐阜大学付属動物病院の高橋舞子先生が、「ヘリコバクター・ピロリのイヌ・ヒト間での家庭内感染をみとめた1例」のご発表で東京大学の相澤早苗先生が、それぞれ受賞された。
 今回の参加者数は約2,900名を超え、史上最も多い参加人数となり、本年より新しい実行委員も加わったJCVIM、次回もより充実した新しい学術大会になると期待される。

辻本 元大会長の挨拶

2次診療施設ブースでのセミナーの様子