2026年2月13日(金)~15日(日)まで、幕張メッセ・国際会議場(千葉県千葉市)で、第37回日本臨床微生物学会総会・学術集会が、総会長・髙橋 孝先生(北里大学 大学院感染制御科学府・大村智記念研究所 感染症学/獣医臨床感染症研究会 顧問)のもと開催された。
 本学会は「臨床微生物学と感染症検査に関する学術研究および技術の進歩発展を図り、もって国民の健康増進および公衆衛生の向上に寄与すること」を目的として設立された。
 テーマは「臨床[医]と微生物検査[師]との更なる絆[会場で楽しみながら学ぶ、学びながら楽しむ]」。プログラムでは人獣共通感染症・One Health・薬剤耐性(AMR)に関する様々な内容が展開された。新しい取り組みとして「他学会合同教育講演」が実施され、獣医臨床感染症研究会等が参加した。獣医臨床感染症研究会のプログラムでは、小泉信夫先生(国立健康危機管理研究機構 国立感染症研究所細菌第一部)による「ヒトのレプトスピラ症」、村田佳輝先生(むらた動物病院/東京農工大学農学部附属感染症未来疫学研究センター)による「犬のレプトスピラ症の現状-人獣共通感染症の感染対策・今後を考える」が発表された。
また「地震被災地で気を遣う人と動物の感染症」と題したシンポジウムでは、獣医師として栗田吾郎先生(大村智記念研究所)、田中亜紀先生(日本獣医生命科学大学)が登壇するなど、あらためて人医療と獣医療の連携の大切さが実感された。
 また、総会長企画「学会黎明期に貢献された功績を旨に刻み、次世代へ繋ぐ」では、現在にいたるまでの本学会の歩みが、故人の功績やエピソードとともに紹介され、次世代へ伝承したきメッセージが講演された。
 今後さらに、人医療と獣医療との連携が深まることが期待される。


講演する村田佳輝先生



総会長の髙橋 孝先生の講演の様子