2020年11月1日(日)に東京都世田谷区の国際動物専門学校で『国際★どうぶつ祭』、埼玉県さいたま市の大宮国際動物専門学校で『大宮国際★どうぶつ祭』が開催された。
例年であれば2日間開催し、1,000名を超える地域の方々も参加するイベントであるが、今年度は新型コロナウイルス感染症対策で、在校生の保護者と、進学を希望する高校生のみを対象とし、来校者数管理のため午前と午後の完全予約制での1日開催となった。
本来このイベントは、学生たちの学びはもちろん、日頃からお世話になっている地域の方々へ動物の魅力を伝えることを目的のひとつとし、地域貢献・社会貢献となるよう開催している。多くの人が来校できないことは残念ではあったが、さまざまな学校イベントを中止せざるをえない状況の中で、学生たちの思い出づくりとしても意味ある1日となった。
学生たちは学びの成果を発表するため、それぞれ特徴のあるイベントを行った。
動物飼育系の学科では、エキゾチックアニマルとのふれあいや、アニマルショー、また海の動物を紹介するためのタッチプール、水槽展示を行った。
ドッグトレーナーの学科は、トレーニングの成果であるデモンストレーションを披露し、犬との信頼関係を表現した。これは学校動物との信頼関係がなければできないパフォーマンスとなっており、来校した方々に動物たちの魅力を伝えることができた。
動物看護系の学科では、動物看護に関わる体験コーナーを実施。
トリマーの学科では、学生たちが作った犬用の洋服でドッグ・ファッションショーを開催、カラーリング・デザインカットを施したプッチー(トイ・プードルの人形)の展示などを行った。
その他にも、いろいろな動物たちとのふれあいや、景品付きのゲーム、新しい生活様式に合わせたデコレーションマスクづくりなどのブースもあった。来校者に喜んでもらうためのこうしたイベントを、学生たちが考えた。
『どうぶつ祭』は、卒業後に動物業界の仕事に就くことを目指す学生たちにとって、お客さまとのコミュニケーション力を身につけるための大切なイベントでもある。就職を控えた学生たちの実践力を伸ばす、貴重な機会ともなった。