2018年11月10日(土)、11日(日)の2日間にわたり、日本獣医生命科学大学・日本医科大学武蔵境校舎(東京)において、第62回 一般社団法人比較統合医療学会学術大会・第21回 日本補完代替医療学会学術集会が開催された。今回は「人間と動物の健康促進・未病改善をめざして」をテーマとして、獣医療と医療の双方から、漢方や栄養療法、多岐にわたる治療技術など、幅広い研究が紹介された。
特別講演として鳥巣至道先生(宮崎大学)「小動物消化器外科領域で用いている統合医療の現状と課題」、安川明男先生(西荻・上石神井動物病院)「The effect of Low Reactive-Level Laser Therapy (LLLT) with Helium-Neon Laser on Operative Wound Healing in a Rat model」ほか全8題、教育講演1題、一般講演は両日で37題におよび、さまざまな新知見や治療の試みが発表されていた。
一般社団法人比較統合医療学会学術大会は今年度まで年2回開催であったが、来年度から年1回としてさらなる内容の充実を図ることとなる。今後も、新しい獣医療の可能性を模索する場として展開することが期待される。

会場の様子