2024年7月27日(土)~28日(日)、ホテルニューオータニ大阪にて、WJVF第15回大会が対面で開催された。今回のテーマは「新たなる挑戦~さらなる飛躍~」。獣医療従事者自らが学び・挑戦し、そして成長し続ければ、それだけ救える命・幸せになる家族が増えることにつながるというメッセージを込めているとのことである。
 WJVF会長の竹村直行先生は、開会の挨拶のなかで、「動物と暮らす人々の気持ちがわかるような獣医療従事者を増やす必要があります。また、動物に対する治療および診察は血の通っている温かみのあるものでなければなりません。これらの目的を達成するのに講演・実習を活用してください」と述べた。
 獣医師対象の講演は、「なんだか高い肝酵素シンポジウム」「救急ストリーム-その命を救うために-」「目指せ!スーパージェネラリスト」の他、呼吸器病学、眼科学、歯科学、腫瘍学、外科学など様々であり、講演によっては立ち見が出るほどであった。
愛玩動物看護師・アニマルケアスタッフ(ACS)・トリマー対象の講演は「疾患を学ぶシリーズ」「ご家族に話せるように」などであった。
本年は少人数の実習も充実し、いずれも募集と同時に枠が埋まるほど人気であった。
また28日(日)には(公社)日本動物病院協会(JAHA)との共催で市民公開講座「人とどうぶつの絆」も開催された。
 そして両日とも展示会場にて「スイーツタイム」が設けられ、展示会場は大いに賑わいをみせた。
 参加者数は1,470名で、昨年の大会より着実に参加者が増えている状況である。
 WJVF第16回大会は、2025年7月26日(土)~27日(日)、ホテルニューオータニ大阪にて開催予定。

開会式であいさつする竹村会長