2022年11月11日(金)~13日(日)の3日間にわたって、「第21回 アジア獣医師会連合(FAVA)大会」がヒルトン福岡シーホークにて「アジアからワンヘルスアプローチ~動物と人の健康は一つ。そして、それは地球の願い。~」をテーマに開催された。本会は公益社団法人日本獣医師会およびアジア獣医師会連合が主催し、福岡県および福岡市が共催した。農林水産省、環境省、厚生労働省、文部科学省、日本学術会議、公益社団法人日本医師会、公益社団法人日本獣医学会、世界獣医師会(WVA)も後援し、大会長は公益社団法人 日本獣医師会会長の藏内勇夫先生が務められた。さらに、第40回 日本獣医師会獣医学術学会年次大会(令和4年度)が連携開催され、令和四年度日本獣医師会獣医学術賞の受賞者への授与式が大会3日目に実施された。
 参加対象は、獣医師会会員をはじめ、医師・歯科医師・薬剤師・看護師・作業療法士・理学療法士・言語聴覚士などの医療関係者、関連学校の学生。同伴者などを含み、13の国と地域を含む国内外から約2,000名の参加登録を得た。
 大会では、特別シンポジウム、招待講演、記念講演として、COVID-19などの感染症対策、産業動物・小動物・野生動物などに関する最新の研究報告、アニマルウェルフェア、環境問題および公衆衛生など多岐にわたる専門的プログラムが組まれた。加えて、Welcome PartyやGala Dinner、開催地である福岡県と福岡市のPRコーナー、協賛企業展示など、参加者が楽しめるおもてなしが多く提供されていた。最終日には、人と動物の共通感染症対策や、ワンヘルスアプローチによる国際連携、動物と人が共生する社会構築に取り組むなどとしたアジアワンヘルス福岡宣言を採択し、盛会のうちに幕を閉じた。

会場内のフォトスポット

会場の様子