2021年11月20日(土)、21日(日)の2日間、『国際★どうぶつ祭』(東京都世田谷区)と『大宮国際★どうぶつ祭』(埼玉県さいたま市)が開催された。
 毎年恒例のイベントであるが、昨年に引き続き新型コロナウイルス感染症対策として一般公開は行われなかった。在校生の保護者および入学希望の高校生のみを対象に完全予約制とし、マスク着用、付き添い1名まで等の感染対策がとられた。
 動物関連業界での仕事を目指す学生たちにとって、コミュニケーション能力を身につけることは重要であり、特に卒業対象クラスが中心となって実施する『どうぶつ祭』は大きな経験となる。学園全体で徹底した感染対策を講じることで、学生たちの貴重な学びの時間が可能となった。

 大宮国際動物専門学校では各学科ごとに、さまざまな形で学んできた成果の発表が行われた。
 動物看護系学科は、クイズを解きながら動物看護を体験したり、ゲームに参加しながら動物の体について学べるブースなどを用意。参加者は楽しみながら動物看護の内容に触れることができた。
 トリマー系の学科では、犬たちと一緒のファッションショーや、ふれあいコーナーを実施。愛犬や学校犬とお揃いの洋服を身にまとってステージをウォーキングし、個性あふれるファッションショーとなった。
 動物飼育系学科ではアニマルショーやアクアリウムツアー、ドッグトレーナー系学科ではドッグトレーニングショーやふれあいコーナーなどを開催した。どちらの学科も、人前で話すパフォーマンス力が披露されると同時に、日頃から動物たちと築いた信頼関係を参加者に示す機会となった。

 『どうぶつ祭』は、学生たちにとって日頃の学びの成果を表現する大切なイベントであり、楽しい思い出づくりでもある。またそれだけでなく、社会に出るまでに身につけるべきコミュニケーション能力、協調性、表現力などの、“人間力”を伸ばす貴重な機会となった。