2018年3月11日(日)、大宮ソニックシティ(埼玉県)で、日本獣医皮膚科学会 第21回学術大会・総会が開催された。
「ニキビダニ症を再考する」をメインテーマに実施された今大会では、招聘講演としてLluis Ferrer先生(Universitat Autonoma de Barcelona)による「ニキビダニ症」が行われ、犬ニキビダニ症と猫ニキビダニ症について、それぞれに寄生するニキビダニの種類、発症機序や診断・治療の他、いまだ応えられていない疑問までとりあげお話しされ、会場は熱心に耳を傾けた。
また、科学講演では菅谷 誠先生(国際医療福祉大学医学部)による「ヒトの皮膚リンパ腫の概要とトピックス」、千村直輝先生(千村どうぶつ病院)による「皮膚リンパ腫『獣医学領域』」が展開された。
このほか、朝比奈良太先生(岐阜大学)による「CAD治療のガイドライン」や、「みんなで症例検討会」、「円卓会議『身近な問題をテーマとした円卓会議』」、一般演題やポスターセッションも多いに賑わい、昨年を越える約400人の参加者たちは、思い思いの会場に足を運び、充実した一日を過ごした。
 出展企業も増え、ますます盛り上がる日本獣医皮膚科学会。次回は2019年3月10日(日)に、会場もあらたに国際ファッションセンター(東京都・墨田区)で開催予定。

アワード発表の様子、永田雅彦会長とともに