2017年3月24日(金)、TRVA Open Seminar 「The Bloody Truth 犬と猫の輸血療法にまつわるウソとホント」(共催:堀場製作所)が東京・堀場製作所東京支店プレミアムホールで行われた。現在、カリフォルニア州のAdobe Animal HospitalでVTSとして救急医療の現場で活躍され、多数の執筆や講演活動を行われているKenichiro Yagi先生が招聘されての講演は、クイズ形式を用いるなどし、日本の獣医師の先生方にとっての輸血に対する日頃の疑問に答えていく形で展開。輸血の歴史からはじまり、アメリカでの輸血療法の現状、輸血バンク、副反応、など輸血療法をわかりやすく網羅する内容に、会場は熱心に聞き入り、メモを一生懸命とる参加者が印象的であった。「知識の最大の敵は無知ではなく、知識の錯覚である」というホーキングの名言でYagi先生は講演の最後をしめくくり、輸血療法に関する情報を今後もアメリカ、日本に関わらず共有していくことの大切さを語った。

会場の様子

Kenichiro Yagi先生