2015年11月10日(火)、東京大学農学部キャンパスにおいて、東京大学大学院農学生命科学研究科(研究科長:丹下 健先生)と公益財団法人日本盲導犬協会(理事長:井上幸彦先生)が、連携協力に関する包括協定調印式を開催した。続くプレス発表では、前多敬一郎先生(同研究科 獣医学専攻長)、西村亮平先生(同研究科 獣医学専攻 教授)、吉川 明先生(日本盲導犬協会常任理事)、多和田悟先生(同協会 訓練事業本部長 常勤理事)、松波芳郎先生(同協会 神奈川訓練センター長 訓練育成管理長・盲導犬研究室長)から、協定の意義や連携内容について説明がなされた。現状では盲導犬育成の成功率は30~40%だが、当連携により早期にその適正を見極めることが可能になれば前出の成功率の向上が期待されることなどについて話された。同研究科と同協会はともに「今回の協定はまずは第一歩」という。これからより具体的な推進内容について取り決めていくとのことであり、今後の展開が待たれる。

調印式にて、井上幸彦先生(左)と丹下 健先生(右)

プレス発表にて、左より松波芳郎先生、多和田 悟先生、
吉川 明先生、前多敬一郎先生、西村亮平先生