2015年11月6日(金)、日本医師会館(東京・駒込)において、第3回 日本医師会・日本獣医師会による連携シンポジウムが開催された。今回は「越境性感染症の現状と課題」をテーマに計4講演が行われた。
公益社団法人 日本獣医師会の藏内勇夫会長はご挨拶のなかで、世界医師会および世界獣医師会が開催するOne Health国際会議の第2回大会を日本開催で調整中であること、現在26の地方の医師会と獣医師会の学術協力の推進に関する協定を結んでおり、47都道府県すべてで協定を結べるよう進めている旨を述べた。
そして、座長の1人であった日本大学生物資源科学部教授の丸山総一先生進行のもと、獣医師としては山口大学共同獣医学部教授の前田 健先生が「獣医学領域からのSFTS(重症熱性血小板減少症候群)の解明」と題し、SFTSウイルスの分離を通して、動物由来の感染症を知る重要性を解説された。
会場の様子