2015年10月18日(日)、AP品川にて第7回VEP(Veterinary Ear disease Practice:耳研)東京大会が開催された。
 「その斜頸、実は耳です!~知ろう鼓膜の向こう側~」をテーマに、特別講演「イヌやネコの耳:聴覚と平衡機能からの中耳・内耳を考える」川崎安亮先生(鹿児島大学)、一般講演「中耳の解剖」山口 勝先生(エムズ・アニマル・ホスピタル)「斜頸…外耳炎・中耳炎・内耳炎???」臼井玲子先生(臼井犬猫病院)「中耳内の処置と注意点」田中樹竹先生(ぱんだ動物病院)、症例報告「3頭のフレンチ・ブルドッグにみられた捻転斜頸」三枝早苗先生、他(北川犬猫病院)「斜頸(内耳炎・中耳炎)のフレンチ・ブルドッグの一例」臼井玲子先生(前出)・飯田雅子先生(エムズ動物病院)「犬の耳疾患がもたらす様々な苦痛に関する考察」杉村 肇先生(どうぶつ耳科専門クリニック主の枝)と、充実した内容で展開。外耳・中耳・内耳の構造、ビデオオトスコープを用いての治療、脳・神経疾患に至るまで網羅した内容に会場の先生方は熱心に耳を傾けていた。
 「これからも獣医師の先生同士、耳科に関する意見交換や情報共有できる場としてあり続けたい」と本研究会会長の三枝早苗先生。
 次回は2016年12月4日、大阪にて開催予定。本研究会への問い合わせはVEP(耳研)事務局(mail@ac-rav.com)まで。

会場の様子

三枝早苗本会会長挨拶