2015春季合同学会(第90回日本獣医麻酔外科学会、第102回日本獣医循環器学会、第57回日本獣医画像診断学会)が、2015年6月19日(金)~21日(日)の3日間にわたり大宮ソニックシティにおいて開催された。
 今回の合同シンポジウムは、日本獣医麻酔外科学会・日本獣医画像診断学会による「脳腫瘍治療の現状と進歩」、日本獣医麻酔外科学会・日本獣医循環器学会による「血栓症の治療を考える」、日本獣医循環器学会・日本獣医画像診断学会による「心エコーの可能性を追求する」をテーマに行われた。
 また、20日には獣医麻酔外科学会が本年度より一般社団法人化したことを受け、日本獣医麻酔外科学会としての臨時総会が開催された。廉澤 剛会長(酪農学園大学)の説明のもと、理事5名の選出、世界獣医麻酔会議の経過報告、HPのリニューアルとFacebookの新設などの報告がなされた。また、一般講演アワードでは、計6題が選ばれ、懇親会にて表彰式が行われた。
 本大会の日本獣医麻酔外科学会大会長である浅野和之先生(日本大学)は、今回はじめて本大会の参加者が1,000名を超えたことを発表した。講演も、会場によっては人があふれるほどの盛況ぶりをみせ、展示会場では勉強熱心な比較的若い先生や獣医学生の姿が目立ち、展示企業も過去最大数ということで、今後もますますの発展を感じさせる3日間であった。

各学会の大会長である中山智宏先生(左)、浅野和之先生(中央)、亘 敏広先生(右、ともに日本大学)