2015年3月1日(日)、品川フロントビル(東京都・品川区)にて第23回日本小動物歯科研究会症例検討会・総会が行われた。
朝9時から開始した当会では、午前10症例、午後10症例の掲載20症例が報告され、無麻酔でのスケーリングの危険性についてや多剤耐性菌に関するもの、歯周病や腫瘍、抜歯や矯正、画像評価の報告などが行われた。どの発表でも質疑応答が活発に行われ、約1時間弱終了時間が延長したが、参加者は満足された印象であった。
総会では、2014年の事業および会計報告、2015年の事業および予算案の提示にあわせ、現会長である横山 滋先生の逝去に触れられ、藤田桂一先生(フジタ動物病院)を会長とする役員の改選が報告された。新体制の役員は以下の通り。会長:藤田桂一先生、副会長:網本昭輝先生、監査:幅田 功先生、理事:大場茂夫先生、本田 洋先生
2015年4月より日本大学で獣医歯科学研究室が誕生することや、近日盛り上がりをみせている予防医療の観点からも、獣医歯科学は新たなステージに入りつつあると思われた。
会場の様子