2025年11月30日(日)、JSFM(Japanese Society of Feline Medicine、ねこ医学会)主催の「猫の集会」が、浜松町コンベンションホール(東京都・港区)にて開催された。
 今回も獣医師・愛玩動物看護師・市民向けの3つのプログラムを軸にセミナーが行われた。出展企業も19社と前回よりも増え、グッズ販売ブースも事前の時間予約が必要なお店もあり、会場は大いに盛り上がった。
 ポスターセッションも前回の3倍近くの数の発表があり、ディスカッションタイムには隣接する展示会場にも多くの人だかりができていた。数多くのポスターセッションのなかでもアワードを受賞したものはすべてウイルスに関する内容であり、本会会長の石田卓夫先生(JSFM会長・赤坂動物病院)からも「獣医療でウイルスをメインにした学会がまだないため、こういった機会を大いに活用してもらいたい」とのコメントがあった。
 また、今回は獣医師対象で「うちの猫、口がいたそうにしています」、愛玩動物看護師対象で「どうも口の様子がおかしいみたい」と近年注目されている歯科に関するテーマが集まり、メインホールのプログラムではどちらも椅子が埋まり、立ち見の参加者も多くみられた。
 参加者は獣医療関係者・一般参加者合わせて合計1,057名の来場となった。


挨拶する本会会長の石田先生


獣医師向けセミナー会場の様子


ポスターセッション会場の様子