2023年7月1日(土)と2日(日)、ホテルニューオータニ東京において第28回日本獣医がん学会が開催された。さらに両日の様子は、7月11日(火)~7月31日(月)にわたり、VETSCOPE(http://vetscope.vet/)においてオンライン録画配信された。会場展示17社、ランチョンセミナー協賛2社、講演要旨集広告協力3社、オンライン協力・動画CM協力1社による協賛があり、会場参加者は730名、オンラインのみ登録者は320名、総参加者数は1,050名という盛会となった。
 メインシンポジウム「膵臓の腫瘍」に加え、外科と病理の教育講演、総合教育講演、会場参加型企画「続・仮説演繹法を用いた診断ステップなどの充実したプログラムが今大会でも組まれていた。また、今回から一般口演がアワード表彰対象となり、24演題が基礎研究・臨床研究・症例報告に分けられ、5名による採点評価審査(5項目5点満点の25点を5名合計125点で採点)上位得点の2題が初回のアワード奨励賞となった。多くの学会参加者が見守るなか、認定医授与式の後にアワード表彰式も実施され、今後の学会のさらなる発展を予感させる大会となった。

一般口演アワード授与式(左から石田卓夫会長、臨床研究部門受賞者の井上貴瑛先生、基礎研究部門受賞者の小野山 青於様、中川貴之臨床研究委員会委員長)


学会場の様子


ご挨拶される日本獣医がん学会会長の石田卓夫先生