2019年11月2日(土)、3日(日)の2日間にわたり、学校法人シモゾノ学園の国際動物専門学校(東京校)および大宮国際動物専門学校(大宮校)において、「どうぶつ祭」が開催された。この催しは、同校で動物看護やトリミング、動物飼育などについて学んでいる学生たちが、日頃の学習の成果を外部に向け発信する場となっている。
 大宮校では、8階建て本館校舎の教室に各学習分野で分かれ、展示やワークショップ、ショーなどを行った。出し物はいずれも学生たちが学んでいる知識や技術を生かした内容となっており、たとえば動物看護の学科では、動物の病気や治療方法についてのクイズに答えながらゲームを楽しむテーマパーク風の展示を行った。トリマーやドッグトレーニングの学科は、犬と学生が共にショーに出演し、学生たちの技術と犬たちの愛らしさや賢さを披露した。また動物飼育の学科では、昆虫や爬虫類、魚類、エキゾチックアニマルの展示やふれあいコーナーを設けており、特にジャコウネコ科のビントロングを、トレーニングの成果とともに紹介するショーは人気で、多くの人が集まっていた。東京校校長の下薗惠子先生によると、学校飼育動物は折々に大宮校付近の小学校の生徒にも公開され、地域の児童学習に貢献しているという。
 「どうぶつ祭」には、地元地域の動物好きの家族、動物看護師やトリマーを目指す高校生などが多く訪れており、校舎内はどこもにぎやかで笑顔にあふれていた。