2018年11月3日(土)、4日(日)の2日間にわたり、北海道・ロイトン札幌において、北海道小動物獣医師会年次大会2018が開催された。第26回となる今回は、獣医師学術セミナーと動物看護師セミナーをメインに、獣医師・動物看護師合同セミナー、症例検討会、動物看護師発表会などが行われた。
 初日の獣医師学術セミナーでは、「開業医が知っておくべき眼科疾患の一次処置」と題し、都築圭子先生(東京大学)が、緊急の一次処置が必要な眼科症例、適切な一次処置で悪化を防げる眼科疾患を挙げ、専門病院に紹介する前に各動物病院で可能な処置のポイントを解説した。初日はこのセミナーを皮切りに計5講演が行われた。
 また、2日目には計7講演が行われ、動物看護師ランチョンセミナーでは、「高齢犬・猫のより良い生活応援のために!」と題し、佐野忠士先生(酪農学園大学)が“できる”看護として、食事と適度な運動、いたみの評価、薬剤やサプリメントの使用などを解説した。
 会場では約80社の企業ブースが立ち並び、震災の影響もなく、セミナーや展示からよりよい情報を得ようと、のべ450名を超える参加者が集まった。

会場の様子