2015年6月17日(水)、第一ホテル東京にて、Team HOPEイベント2015「Team HOPEが推奨するペットの健康診断と、これからの予防医療」が開催された。当会関東地区委員長の上條圭司先生(ゼファー動物病院)、協賛委員である山本俊之氏(ロイヤルカナン ジャポン)の開会のご挨拶のあと、同じく当会関東地区委員長である川瀬英嗣先生(王禅寺ペットクリニック)から「Team HOPE健康診断項目」の発表について説明が行われた。基本的データから身体検査、問診、視診・触診、聴診、血液検査、便検査、尿検査およびX線検査までおさえるべき項目を提唱し、全国における健康診断の基準化を図りたいとのことであった。
また、特別講演としてTeam HOPE学術アドバイザーである石田卓夫先生(一般社団法人日本臨床獣医学フォーラム会長、赤坂動物病院)による「新しい獣医学の実践:病気になったら治す獣医学 vs 病気になる前に動く先手必勝の獣医学 」の講演が行われた。予防できる病気を予防するのは獣医師の使命であり、健康診断とは病気を早期にみつけると同時に病気がなく、問題がないことを確認し、飼い主に動物が健康であると伝える点に価値があると解説された。検査を行いながら飼い主に最低3回は獣医師の先生自身が何をしているかについて説明することによりコミュニケーションが構築できるということ、数値ではなく臓器で説明する大切さ、健康診断を価値のあるものにするために獣医師の先生の知識および意識が必要であることを説明された。
今年2回目となる今回、北海道から沖縄まで、全国から獣医師の先生が集まった。19:30からのスタートではあったが、約160名の参加者と回を重ねるごとに盛り上がりをみせ、獣医界における予防医療の意識の高まりが感じられた。
川瀬英嗣先生(左)と石田卓夫先生(中央)と上條圭司先生(右)
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第2回 Team HOPEイベント2015開催される
2015/6/22