2024年12月20日(金)~22日(日)、北海道・札幌コンベンションセンターにて、第109回日本獣医麻酔外科学会学術集会(同時開催:第25回日本獣医内視鏡外科学会、共同開催:第12回アジア獣医外科学会)が開催された。大会のテーマは「経験は現場で、知識は北海道で!」であり、多くの参加者が知識を求めて各種講演や講座、ディスカッション、症例検討へ足を運んだ。北海道ならではの産業動物の外科や麻酔についてのプログラムも設けられ、「麻酔外科ブレスト」、「専門医と囲むFIRESIDE 2024 in Sapporo」、「ハートウォーミングパネルディスカッション」、「就職説明会」など本大会でしか体験できない企画が数多く開催された。
また、「結紮早結びコンテスト」が21日から22日の2日間にわたり企業展示ブースにて開催され、予選を勝ち抜いた4名の先生方による決勝戦が22日に行われ、多くの参加者が決勝のゆくえを見守り大変盛況であった。21日の夜にはホテルマイステイズプレミア札幌パークにて情報交換会が行われ、会場のキャパシティをはるかに上回る人数が参加し対話に花を咲かせた。
本学会主催の就職説明会の会場では約40病院が集結し、学生に説明した先生方に話をきくと、その感触はすこぶる好評であった。
実践的な企画や講演はもちろん、獣医療の現場で向き合わなければならない様々なトピックを包括した大会開催となり、本学会のこれからの発展がますます期待される。
現地参加者数は600名を超え、共同開催のアジア獣医外科学会においては、中国や韓国を中心にアジア各国から100名に及ぶ参加者が集合した。一部のプログラムは開催後2週間にわたりアーカイブ配信される予定である。
次回第110回日本獣医麻酔外科学会学術集会(同時開催:第27回日本獣医内視鏡外科学会)は、埼玉・大宮ソニックシティにて2025年6月20日(金)~22日(日)に開催予定。

結紮早結びコンテストの様子

情報交換会での鳥巣至道大会長の挨拶の様子

就職説明会の様子