2024年10月5日(土)、6日(日)の2日間にわたり、グランキューブ大阪(大阪国際会議場)にて、第45回動物臨床医学会年次大会が開催された。
 西村亮平先生(東京大学名誉教授)学会長のもと、各分科会や研究会による豊富なセミナーやパネルディスカッション、公募での一般口演、症例検討、動物病院スタッフ口頭発表、ポスターセッション、企業展示など多くの企画が実施され、海外から招かれた陳 武先生(北京農学院)およびダンカン・ラッセル先生(ノースカロライナ州立大学)の講演およびパネルディスカッションが行われた。日本の先生を交えて最新知見の共有もなされ、多くの聴講者が各会場に足を運んだ。
 初日の夜には隣接するリーガロイヤルホテルにて歓迎交流会が開催された。会場には海外からの先生を含む多くの参加者が集まり、食事を楽しみながら会話に花を咲かせた。理事長の下田哲也先生(山陽動物医療センター)はその挨拶のなかで「本会は臨床獣医師の臨床獣医師による臨床獣医師のための会である」とし、45回の開催を振り返った。日本の獣医療における伝統と変革が混在する現在、次回以降の本会の動向にこれからも注目が集まると思われる。
 次回第46回動物臨床医学会年次大会は、同会場にて2025年10月18日(土)、19日(日)に開催予定。

歓迎交流会での下田哲也理事長の挨拶

会場の様子