一般社団法人 全国動物専門学校協会(中島 利郎会長:中央カレッジグループ代表)の2022年度教職員研修会が8月3日に中央動物専門学校(東京都)を会場として開催され、会員校20校51名が参加した。昨年度は新型コロナウイルス感染症の対策としてオンラインのみで研修会を開催したが、今年度は対面とオンラインのハイブリッド型で実施し、51名参加のうち対面が20名、オンラインでの参加が31名となった。
 全国動物専門学校協会は、全国の動物分野のある専門学校23校(2022年8月時点)が会員となっており、各検定試験の実施や全国選抜トリマー選手権大会を開催している。
 研修会では、まず中島会長が挨拶し、「研修事業のより一層の充実を図り、教育指導における力をさらに高めていくと同時に、協会主催の検定・競技会も、各学校の協力を仰ぎながら実施していきたい」と述べた。その後、各種検定試験の概要や今後の変更事項の説明があり、分科会としてトリマー教員研修会と各種検定委員会が行われ、協会主催のトリマー系検定の検定基準の紹介・ポイント・指導ポイントの確認など、よりスムーズに検定指導や検定実施できるような研修が実施された。
 また、同協会主催トリマー系実技検定の検定員を認定する「トリミング検定員資格認定会」も同会場で実施され、技術レベルの確認やトリマー系教員間の情報交換も行った。今年度の認定会は研修会同会場の東京会場6名と、8月8日YIC京都ペット総合専門学校(京都府)の京都会場8名の計14名が認定会に参加した。研修会や認定会の参加者からは、具体的なポイント等が分かり、大変参考となったとの声が上がっていた。
 また、本年5月1日に施行された「愛玩動物看護師法」は、動物系専門学校にとっては重要な年となり、さらに教育内容の充実と高い質保証が求められると考える本協会。これまで協会の愛玩動物看護委員会(下薗惠子委員長:シモゾノ学園理事長)が会員校に対し進捗状況説明や研修会を実施してきており、今後も教員研修を実施し愛玩動物看護教育の質とレベルの向上に取り組むこととなっている。

 

全体会で挨拶する中島利郎会長

 

検定委員長の坂元祥彦先生

 

全体会の後、各検定委員会、教員研修会が実施された。

写真は、トリマー検定委員会

 

トリミング検定員認定会【東京会場】

 

トリミング検定員認定会【京都会場】