2019年1月26日(土)、27日(日)、ホテルニューオータニ大阪において、第20回日本獣医がん学会が開催された。両日の参加者は650名にのぼり、賛助会員16社・協力企業9社からランチョンセミナー協力2社、学会広告協力6社、展示協力12社であった。
メインシンポジウム「肥満細胞腫」は症例検討も含め学会2日目を丸1日使って講演された。「肥満細胞腫」は過去の日本獣医がん研究会時代(2006年)に開催した第23回日本獣医がん研究会以来のメインテーマである。学会1日目には認定医Ⅱ種講習会対応の総合教育講演、外科および内科の教育講演、外科シンポジウム、一般口演/臨床研究が実施された。
演者や講演アドバイザーだけでなくフロア参加者からも広く知見を求める熱心な意見交換が満席の各会場でみられた。
なお、次回大会は7月6~7日に「犬の軟部組織肉腫」をメインテーマに東京で開催予定(http://www.jvcs.jp/society/index.html)であり、さらに来る2020年3月にはやはり東京にて世界大会と合同開催が予定されている。2022年までの学会開催案内が日本獣医がん学会ホームページ(http://www.jvcs.jp/secretariat/2018-12-18.html)に掲載されている。
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第20回 日本獣医がん学会 開催される
2019/1/28
2019年1月12日(土)・13日(日)の2日間にわたり、仙台城址近くの仙台国際センターにおいて、第97回日本獣医麻酔外科学会/第109回日本獣医循環器学会秋季合同学会が開催された。
今回も特別講演、合同シンポジウムのほか、教育講演、リフレッシャーコース、シンポジウム、パネルディスカッション、症例検討会、一般講演、動物看護師対象セミナーなど、計7会場にて外科および循環器の最新情報を盛り込んだセミナーが行われた。また、シュミレーターを使用したリカバーCPRの体験特別会場も設けられた。
初日には、上地正実先生(JASMINEどうぶつ循環器病センター)講演の「僧帽弁閉鎖不全症の診断と治療-ACVIMコンセンサスの最新情報-」が行われ、現在進行中のACVIMにおけるコンセンサスの改定ポイントを含めた最新知見が解説された。
2日目の午前中にはシンポジウムとして、「災害派遣医療チーム(DMAT)専門医師から学ぶ災害時の獣医療」が行われ、立石順久先生(成田赤十字病院、千葉大学)の「災害時における災害拠点病院・DMATをはじめとした医療供給体制の現状と課題」の講演をはじめ、VMAT獣医師についてを藤本順介先生(ふじもと動物病院)、人とペットの災害対策ガイドラインについてを田口本光氏(環境省)、東日本大震災に伴う被災ペットの救護についてを平野井 浩氏(福島県保健福祉部食品生活衛生課)が解説された。
会場によっては席が足りないほどの盛況ぶりであり、懇親会では仙台ならではの出し物が催され、2日間にわたり多くの先生方が充実した時間を過ごした。