2018年6月15(金)~17日(日)、大宮ソニックシティ(埼玉県)にて、2018年春季合同学会が開催された。
 今年は、日本獣医麻酔外科学会、日本獣医循環器学会、日本獣医画像診断学会、日本獣医内視鏡外科研究会の4団体が集まり展開。
 第96回日本獣医麻酔外科学会では特別シンポジウムとして「国内農水省未承認等の医薬品と医療機器の使用について」(農林水産省)、「犬及び猫における再生医療及び細胞療法の安全性確保に関する指針と届出制度」(枝村一弥先生、日本大学)が実施され、今春策定されたガイドラインを紹介。今年10月1日スタートする届け出にむけて大きく前進した。
 第108回日本獣医循環器学会では、海外研究者特別講演として「VALVE Study」(Gerhard Wess先生、ルートヴィヒ・マクシミリアン大学)についての講演が行われ、犬の僧帽弁閉鎖不全症に対する治療薬に関して、熱い議論が交わされた。
 第63回日本獣医画像診断学会では3つもの検定講習会が実施され、昨年から参加している日本獣医内視鏡外科研究会は、今年も低侵襲外科の一層の普及を目指し、プログラムを展開した。
さらに今年はジョイント開催として「獣医顎顔面口腔外科研究会」および「日本動物リハビリテーション学会」が加わり学会としての広がりをみせた。また今回は初の試みとして、金・土・日曜日の3日間の開催となり、企業展示も金曜日の午後から実施されることとなった。
 参加団体が増え、益々規模が増大し、プログラムの充実が図られる本学会。参加者は思い思いの会場へ足を運び、充実した3日間を過ごした。

展示会場の様子

懇親会会場にて、田中 綾大会長の挨拶