動画で見る手術書 BOOK & DVD 小動物腫瘍外科2
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動画で見る手術書 BOOK & DVD
小動物腫瘍外科2
体表部腫瘍外科(2)
―天然孔周囲および指端の腫瘍―
■著/監修:信田卓男
■A4判 ■128 頁 ■ハードカバー ■カラー ■DVD(100分・チャプター35)
■定価:本体価格43,000 円+税
■ISBN978-4-938807-49-8 ■商品番号 0097
書籍の案内
大好評をいただいた第1巻から1年、待望の続編がついに発売!
より長時間の動画、局所解剖シェーマやマルチアングルでの撮影など、よりわかりやすく、充実した内容になっています。
第2巻では、臨床現場で遭遇する機会が多く、かつ腫瘍外科の難所である天然孔周囲の腫瘍外科がテーマです。
この部位は、広範囲の切除が困難なため、必然的に再発率が高くなります。また、再発を恐れて無理に広範囲の切除を行うと、著しいQOLの低下を招きかねません。
本書では、天然孔周囲の概観や機能低下を最低限に食い止め、できるだけ大きくとる腫瘍外科のコツを、動画を使って解説しています。
<DVD>
・見たいとき、見たいシーンをチャプターで選択できる!
・開業獣医師が最も多く遭遇する天然孔周りの腫瘍症例を網羅!
・手術の手順とコツを現場の声とナレーションでていねいに解説!
・臨場感たっぷりで、手術全体のイメージアップが可能
・重傷度に合わせた術式の紹介
・豊富なシェーマとイラストにより解剖のイメージがより掴みやすい!
<手術書>
・著者の豊富な症例の中から11症例を厳選
・DVDのチャプターが明記され、DVDと完全リンク!
・随所に解剖の理解を高めるシェーマとイラストを使用
・手術書のKey Point & Surgical Thinking が実践中の助けに
目次
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はじめに Chapter 1
本書のコンセプト
謝辞
目次
犬猫の皮膚・皮下組織に発生する腫瘍
- 第1章
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犬猫の皮膚・皮下組織に発生する腫瘍
- 第2章
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外耳・鼻鏡腫瘍
1. 犬の外耳・鼻鏡腫瘍
2. 猫の外耳・鼻鏡腫瘍
3. 耳介・鼻鏡腫瘍に発生する扁平上皮癌の臨床的特徴
4. 耳道に発生する耳垢腺腫・耳垢腺癌の臨床的特徴
A 耳介切除術
A-1 症例:扁平上皮癌初期例 Chapter2 臨床プロフィール
術前
手技的ポイント
耳介部分切除術
術前触診
ドレーピング時の注意点
腫瘍組織の被覆
切皮~耳介切断
切断端の止血
切断端の縫合
縫合終了
切除標本
術後1週
A-2 症例:肥満細胞腫中等度進行例 Chapter3
臨床プロフィール
術前
耳介拡大切除術
術前触診とドレーピング
耳根部周囲の皮膚切開
耳孔部の離断
皮膚形成と耳孔の縫合 Chapter4
縫合終了
切除標本
術後1週
術後1.5ヵ月
A-3 症例:扁平上皮癌進行例 Chapter5
臨床プロフィール
手技的ポイント
耳介・耳根部・眼球広範囲切除術
術前触診とドレーピング
耳根部周囲の皮膚切開
腫瘍周囲の剥離
腫瘍底部の剥離
外眼角の切皮と離断
腫瘍底部の離断
耳道切断
眼球摘出
耳下腺リンパ節廓清 Chapter6
皮膚形成 Chapter7
皮膚の仮縫い
耳道形成 Chapter8
眼窩の閉鎖
耳介の形成
縫合終了
切除標本
病理組織学的検査所見
術後1週
術後2週
B 鼻鏡切除術
B-1 症例:扁平上皮癌初期例 Chapter9
臨床プロフィール
術前
手技的ポイント
鼻鏡切除術
切皮
腫瘍切除
止血
切断端のマージン検査
周囲の皮膚剥離
縫合 Chapter10
鼻孔の形成
手術直後
切除標本
病理組織学的検査所見
術後2週
術後4ヵ月
術後1年
C 耳介温存耳道切除術
C-1 症例:耳道腫瘤 Chapter11
臨床プロフィール
術前
手技的ポイント
耳介温存耳道切除術
切皮
耳孔周囲の皮膚切開
耳介と耳道軟骨の剥離
耳道の分離
耳道切断 Chapter12
耳道縫合
耳介基部の皮膚欠損部の縫合 Chapter13
縫合終了
切除標本
病理組織学的検査所見
術後2週
術後3週
- 第3章
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眼瞼・眼球腫瘍
1 犬の眼瞼・眼球腫瘍
2 猫の眼瞼・眼球腫瘍
3 眼瞼腫瘍(マイボーム腺腫・腺癌)の臨床的特徴
4 眼球腫瘍(悪性黒色腫)の臨床的特徴
A 眼瞼部分切除術
A-1 症例:マイボーム腺腫 Chapter14
臨床プロフィール
手技的ポイント
眼瞼部分切除術
切皮前の準備(眼瞼に支持糸をかける)
切皮
眼瞼皮下剥離と瞼板の縫合 Chapter15
眼瞼の縫合
手術直後
切除標本
病理組織学的検査所見
術後1週
B 閉鎖式眼球摘出術
B-1 症例:黒色腫 Chapter16
臨床プロフィール
術前
手技的ポイント
閉鎖式眼球摘出術
眼瞼の閉鎖
切皮
眼窩骨周囲の剥離 Chapter17
眼窩脂肪層の剥離
眼窩内血管の止血
視神経根部と内眼・外眼動・静脈の結紮
眼球摘出 Chapter18
眼窩の洗浄
縫合 Chapter19
縫合終了
術後のインフォームド・コンセント Chapter20
切除標本
病理組織学的検査所見
術後1週
術後1ヵ月
- 第4章
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指端腫瘍
1 犬の指端腫瘍
2 指端(爪床)の腫瘍:扁平上皮癌の臨床的特徴
A 断指術
A-1 症例:扁平上皮癌 Chapter21
臨床プロフィール
手技的ポイント
断指術(単一指)
切皮
中足趾骨関節の切断
断端の止血 Chapter22
関節面の処理
縫合部周囲の皮下剥離 Chapter23
縫合
切除標本
病理組織学的検査所見
術後1ヵ月
術後10ヵ月
A-2 症例:肥満細胞腫 Chapter24
臨床プロフィール
術前触診
手技的ポイント
断指術(複数指)
切皮
手掌側の切皮と剥離 Chapter25
中手指骨関節の切断
切断端の止血と関節面の処理 Chapter26
切断端周囲の皮膚剥離
仮縫合
皮膚の本縫合 Chapter27
手術直後
病理組織学的検査所見
術後1週
術後1ヵ月
- 第5章
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肛門周囲腫瘍
1 犬の肛門周囲腫瘍
2 犬の肛門周囲腺腫・肛門周囲腺癌・肛門嚢腺癌の臨床的特徴
(1)肛門周囲腺腫
(2)肛門周囲腺癌
(3)肛門嚢腺癌
A 肛門周囲腫瘍切除術
A-1 症例:血管周皮腫 Chapter28
臨床プロフィール
術前触診
手技的ポイント
肛門周囲腫瘍切除術
切皮
腫瘍周囲の剥離
縫合 Chapter29
皮膚縫合
切除標本
病理組織学的検査所見
術後1日
術後1週
術後2ヵ月
B 肛門嚢腫瘍切除術
B-1 症例:肛門嚢アポクリン腺癌 Chapter30
臨床プロフィール
術前触診
手技的ポイント
肛門嚢腫瘍切除術
切皮
腫瘍外周底部の剥離
直腸壁の剥離 Chapter31
肛門嚢管の確認と剥離
肛門嚢管の結紮・離断 Chapter32
底部周囲組織の縫合 Chapter33
外肛門括約筋断端の縫合
皮膚の縫合 Chapter34
術後のインフォームド・コンセント Chapter35
切除標本
病理組織学的検査所見
術後1週
術後2週
術後経過
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参考資料:皮膚腫瘍のWHO TNM分類
著者略歴・奥付