2019年2月21日(木)、東京・大田区民ホール アプリコ大ホール において、学校法人シモゾノ学園 2019年度年次大会が開催された。本大会は、専修学校教育を通して人財育成を実践する国際動物専門学校・大宮国際動物専門学校が、学生のキャリアアップを支援するため、約900名の全学生を集めて開催している。今回は特別講演として鎌田伊津子先生(埼玉県金融広報委員会)による「若者が巻き込まれやすいトラブルと対処法について」、井上貴文先生(目黒洗足動物病院)による「動物保護 ~今自分達にできること~」が、また学生たちの行った「社会的基礎力プロジェクト」の発表および優秀作品表彰、国内研修クラスパフォーマンスでの上位クラス発表、動物看護師統一認定資格試験決起会などが行われた。
 シモゾノ学園を卒業する学生のほぼ全員が、動物看護師やトリマーなど動物とかかわる職業の社会人となる。特別講演では、彼らが身近な問題として考えるべき事柄がとりあげられ、鎌田先生は消費生活相談員として、20歳前後の人が巻き込まれやすいネット売買等におけるトラブルの傾向や対策について解説、井上先生は、臨床獣医師であり保護活動に携わる経験から、小動物臨床現場のスタッフとなったとき、動物保護の第一歩として何ができるかについて語られた。
 学生たちは、いつもの教室とはちがう環境で、動物とかかわる職業の社会人となったときのためにどのような心構えが必要か、質疑応答も交え熱心に学んでいた。

会場の様子