2018年7月28日(土)、29日(日)の2日間にわたり、東京・一橋講堂において、第38回 比較眼科学会年次大会が開催された。今回もさまざまな分野、国際的なスピーカーによる講演が多く組み込まれたプログラムとなっていた。
眼科に関する14題の一般口演および6題の眼科セミナー、臨床部会シンポジウムでは日本-韓国症例検討会(日本2題、韓国2題)が行われ、いずれも日韓通訳が付いた。また特別講演として李 柄千先生(韓国ソウル大学教授)「遺伝性疾患と体細胞クローン犬の有用性」、 教育講演として伊藤喜久治先生(元東京大学教授)「腸内細菌と全身性疾患―ぶどう膜炎を含む―」、 基礎部会講演では綾塚祐二先生((株)クレスコ)の講演「人工知能(AI)の眼科医療への応用」が行われ、広い分野の獣医学的知見や臨床情報を得られる充実した2日間となった。
 初日は台風の影響で雨天となったが、国内のみならず韓国からも多くの参加者があり、200名を超えた。次回は大阪にて、7月27日(土)、28日(日)開催予定。

会場の様子