去る8月19日(土)、20日(日)、東京ベイ舞浜ホテルクラブリゾートにおいて、第10回 日本獣医腎泌尿器学会学術集会・総会が開催された。腎泌尿器疾患の診断と治療―現在と未来―をテーマに、2日間にわたる講演および研究発表に約170名が参加し、充実したディスカッションを展開した。また、今回は第10回の記念大会であり、記念講演をされた長船健二先生、名誉会員である山根義久先生、安田隼先生、小野健一郎先生、本好茂一先生および顧問の大橋文人先生に感謝状が贈られた。大会の主なプログラムは以下の通り。
<19日>
●パネルディスカッション「CKDの治療薬―現在と未来―」
「ACEIとARB」竹村直行先生(日本獣医生命科学大学)、「ベラプロストナトリウム」竹中雅彦先生(竹中動物病院)、「 リン吸着剤と活性炭製剤」星史雄先生(北里大学)
●ランチョンセミナー
「体重と尿路を管理する療法食NVD WU体重&尿路ケアサポート―猫の下部尿路疾患:食事管理―」岡本徹氏(ブルーバッファロー・ジャパン(株))
●記念講演
「腎臓病とiPS細胞」長船健二先生(京都大学iPS細胞研究所)
<20日>
●パネルディスカッション「下部尿路腫瘍の診断―現在と未来―」
「下部尿路疾患の画像診断」秋吉秀保先生(大阪府立大学)、「下部尿路腫瘍の内視鏡検査」三品美夏先生(麻布大学)、「BRAF遺伝子変異検査」西村亮平先生(東京大学)
●ランチョンセミナー
「小動物の尿路感染症治療での今後の問題点」村田佳輝(むらた動物病院)
一般症例・研究発表

会場の様子