2017年8月23日、(一社)全国動物教育協会、(一社)全国動物専門学校協会共催の動物看護教員研修が中央動物専門学校(東京)にて開催された。今回のテーマは「認定動物看護師の職域拡大に向けて(酪農支援)」で、酪農学園大学獣医学群の中田健先生が酪畜産業の概要、生産現場のイメージ作り等を研修の目標に講演を行った。講演では、主に肉用牛、乳牛、養豚、養鶏、使用衛生管理基準等について総括的に説明された。畜産も動物の知識を活かせる職域にもなり得る。畜産の分野も教員が詳しく教えることができれば、動物看護師の職域を広げる機会にもなり、それに興味を持つ学生が増えるであろう。
 同日には、同会場で、(一社)全国動物専門学校協会の「トリミング教員研修会」が開催され、「トリマー各検定」の改定について、トリミング選手権大会の競技要綱変更について説明があった。こちらも関係する専門学校の教員が参加し、変更点についての説明を熱心に聞いていた。
 次回の動物看護研修は2017年11月3日(金・祝)に国際動物専門学校(東京)にて開催される予定。テーマは「動物看護師に必要な畜産学(仮)」で、今回のテーマに連動した研修となる。

研修会に先立ち挨拶される佐々木伸雄先生(動物看護師統一認定機構)

トリミング教員研修会