2017年2月17日(金)東京大学農学部1号館(東京・文京区)にて、第3回日本獣医動物行動研究会総会が開催された。総会に先立って行われた教育セミナーでは、猫の問題行動にフォーカスし「家族に対する攻撃行動」(白井春佳先生・にいがたペット行動クリニック)、「夜鳴き」(和田美帆先生・ファミリー動物病院)の症例報告や、「AVSAB2016 ダイジェスト」(荒田明香先生・東京大学)と題し、AVSAB(American Veterinary Society of Animal Behavior)の詳細が報告され、会場は熱心に耳を傾けた。
 総会では、獣医行動診療科認定医の合格者の認定式が行われ、また新たに組織された「一般臨床獣医師への情報提供検討委員会」(委員長/佐藤昭司先生、委員/入交眞巳先生・内田恵子先生・尾形庭子先生・南 佳子先生)について、活動目的や詳細が報告された。本研究会詳細については、http://vbm.jp/ を参照。

認定式の様子。南 佳子事務局長(左)、武内ゆかり会長(中)、新しく認定医となった近藤悦子先生(神戸いぬ・ねこ問題行動診療)(右)