2017年2月17日(金)~19日(日)、パシフィコ横浜で第13回日本獣医内科学アカデミー学術大会が開催された。17日午後は5会場、18、19日は15会場において、シンポジウム、講演、ドライラボ、症例検討・研究発表など200を超える充実したプログラムが行われた。
 今回はWSAVAワクチネーションガイドライングループ委員長でありブリストル大学教授のMichael J. Day先生が招聘され、2015年版ワクチネーションガイドラインの解説において現在世界でスタンダードになりつつあるワクチンプログラムの状況が紹介された。またクリッカーを用いた聴講者参加型のセミナーも定着しつつあり、クイズ形式で進行する企画では、会場の扉の外にあふれた聴講者が立ったまま聞き入る光景も見られた。
 なお本年のJCVIM アワード〈症例検討アワード〉(協賛:ファームプレス)は、公益財団法人日本小動物医療センターの藤田宏志先生「大腸血管拡張法の犬の2例」、北海道大学の谷 章禎先生「メトヘモグロビン血症と診断した雑種猫の生化学的・遺伝学的解析」が受賞された。
 天候に恵まれた今大会、3日間で3,093名の参加者が集まり、活況を呈していた。来年2018年は2月16日~18日に(パシフィコ横浜)にて開催予定。

症例検討アワードの授賞式


企業展示会場の様子