2017年2月4日(土)、一般社団法人 日本動物麻酔科医協会(代表理事:長濱正太郎先生)が、第1回比較臨床麻酔カンファレンス2017を東京大学弥生講堂一条ホール(東京・文京区)にて開催した。
 本協会は獣医師、とくに麻酔科専門獣医師の学識および技術の向上により、獣医療を発展させ社会全体の利益増進に寄与することを目的に、2016年7月に設立された協会。そのために必要な勉強会や研修等の事業展開を行っている。
 活動の幅を広げるべく展開された今回の学術集会では、基礎講義として「換気モニター:機器に表示されるEtCO2の数値だけでは不十分! カプノグラムを読み解かなければ真の換気状態は把握できない」(勢籏幸子先生、佐野洋樹先生、長濱正太郎先生)、「犬のNSAIDs:“とりあえず”や“なんとなく”での使用を見直して適正に使おう!」(土居瑛希子先生、佐野洋樹先生、佐野忠士先生、長濱正太郎先生)、パネルディスカッションでは「麻酔中の循環管理:輸液と心血管作動薬の最近の使い方」(佐野洋樹先生・石塚友人先生・伊丹貴晴先生・手島健次先生・長濱正太郎先生)「術後疼痛管理:成功させるためのポイントを押さえて圧倒的に優れた術後鎮痛を手に入れよう!」(佐野洋樹先生、石塚友人先生、伊丹貴晴先生・佐野忠士先生・長濱正太郎先生)を展開。
 11:00〜19:00まで、100名を超える参加者たちは活発な意見交換を交え、充実した時間を過ごした。第2回も開催が予定されている。
 詳細は一般社団法人 日本動物麻酔科医協会( http://www.j-vas.com/ )まで。

パネルディスカッションの様子