2016年7月24日(木)、アイデックスラボラトリーズ本社(東京)にて、日本ヒルズ・コルゲート主催による腎臓病の早期発見と早期治療に関するセミナーが開催された。
 「ここまできた!腎臓病の早期診断」と題し展開された本セミナーでは、前半は「慢性腎臓病のペットにより長く健康に暮らしてもらうために」と題しKathy L. Gross先生(Hill’s Pet Nutrition, Inc)が、後半は「犬猫のCKDの早期診断」と題し宮本賢治先生(日本小動物血液透析協会・エンジェル動物病院)が講演された。どちらも慢性腎臓病の犬猫がより長く健康に暮らしてもらうために大切な早期の診断について、本年7月より日本でも利用可能となった新しいCKD診断検査方法であるSDMA検査を交え、栄養学の介入とその効果や臨床現場で押さえておきたいポイントなどが解説された。
 会場には100名近くの参加者が集い、講演後は慢性腎臓病の犬猫の早期発見による臨床現場での効果的な対応方法など、活発な質疑応答がなされ、あらためて慢性腎臓病そして早期発見への関心の高さがうかがえた。

会場の様子

Kathy L. Gross先生

宮本賢治先生